エッグ・コンテナー



 上の文でも、チラッと書いた卵の入れ物がコレ!
 数あるコレクションの中でも、かなりお気に入りです。
 明らかに、ケイト・グリナウエイのパクリなのですが!ま〜そのことは気にしないでおきましょう。
 
 日本ではプラスチックに入っている卵も、海外では再生紙などを使った紙のケースに入っている
 ことがほとんどです。卵が割れない為には、こちらの方が丈夫そうですよね。
 しかし、こんなかわいいケースに入っていたら、ゴミとして捨てられなくなりそう〜。
 この卵を毎回買っている人は、こんなにかわいいのを日常的に捨ててしまっているのでしょうか!?

 これをゲットしたのは、サンフランシスコ郊外の小さな町のスーパーマーケット。1週間程、
 アメリカの家庭にホームステイした時のこと。
 20代の内にアメリカでホームステイを!、というのが夢だった私。しかし果たせないまま、
 残すところあと3ヶ月という時に、ABロードで”1週間からホームステイ”という記事を見つけ、
 その場で行くことを決めてしまいました。
 ”仕事があるから””まとまったお金がないから”と、半分あきらめていたのですが、この世の中、
 探せば何でもあるものなんですねぇ〜。
 しかも、その代理店はこちらの趣味や嗜好を考慮してくれるところだったので、アンティークの収集をして
 いる家庭を紹介してくれ、毎日のようにローカルなアンティークショップやモール、蚤の市などに連れて
 行ってもらえて、予想外に買付けのお仕事もバッチリできてしまったのでした。

 旅行や買付けで行くのとは少し違って、ホームステイというのは海外の普段の生活が垣間見れますし
 言葉を習っている人にも、ぜひぜひおススメです。それから、何と言っても、思い出に残る人達との
 交流ができることが魅力です。帰る時は”うるるん”状態。

 実際のところがどうなのかよく分かりませんが、イギリスではホストファミリーになると政府からお金を
 もらえるらしくそのお金目当てに比較的裕福でない家庭がホームステイを受け入れるというケースがある
 ようで、私の知り合いの中には結構ひどい目にあった人もいます。アメリカは、そのような制度はないので
 (ボランティア的に受け入れたい人がするので)、Welcomeというケースが多いようです。
 とは言っても、これもどんな家庭に当たるのかは、くじ引きのようなものですよね。結局は、人対人。
 合う合わないはあるはずです。ロングステイの場合は、ファミリーを替えてもらえるような制度がある
 代理店や学校などを選ぶことをお薦めします。

 さぁ、あなたもいかがですか?










バルドゥッチーズのコンテイナー




 ”Balducci's(バルドゥッチーズ)”は、ニューヨークにあるグルメ・デリ。一昨年、日本にも進出してきた
 ”Dean & Deluca(ディーンアンドデルーカ)”のような高級スーパーと言えば分かり易いでしょうか?
 (・・・私、大のDean好きでもあります。Deanの話はまた違う機会にするとして!)
 Balducci'sはイタリア出身のルイス・バルドゥッチ氏が1915年に野菜と果物の屋台から始めたお店。
 残念なことに、現在はオーナーが変わり私が行った店舗は閉店になってしまったので現在はどんな感じなのか
 よくわからないのですが、マンハッタンのW.66thお店以外にも全米で6店舗あり、イタリアのお惣菜や
 オリジナルの食品などを販売しています。

 写真は、Groceries(日本語でいうと乾物ですね)で買うと、入れてくれるコンテナーです。
 もちろん、私はこのコンテナーほしさに商品を買いました(!)。だから、中に何が入っていたか、記憶が
 定かじゃないんですー。たしか、1つはドライトマトだったような・・・。何にしようかあれこれ悩んだのは
 覚えてます。これと、あと、どうしてもパンを包んでくれる紙がほしくてバゲットを買いました。バターが多く
 入っているパンだと、シミがついてしまうのでフランスパンにしたのでした・・・。この紙で小さな
 ミニチュアの袋を作ったり、ブックカバーにしたりしました。残った半端な紙も、まだ捨てられずに取って
 あります。

 マンハッタンには、高級デリと言われているお店が何件かあります。(高級じゃないデリは無数にあり!)
 パッケージまたはフードそのものが好きな方は、かなり楽しめると思います〜。
 下にリストを挙げておきますね。

 Balducci's(バルドゥッチーズ) 155 A West 66th Street
 Dean & Deluca(ディーンアンドデルーカ)560 Broadway (Prince Street) ※LINKのコーナー参照。
 Food Emporium(フードエンポリウム)10 Union Sq. 14th & Park ※他の場所にも多数あり。24時間営業。
 Fairway(フェアウエイ)2127 Broadway Between 74th and 75th Streets
 Gourmet Garage(グルメガレージ) SOHO 453 Broome St. ※他の場所にもあり。
 Citarella(シタレラ)Upper Westside - 2135 Broadway at 75th St ※他の場所にもあり。



 私が、ニューヨークに行ったのは、もう随分前のことになります。それまで、全く興味がなかったアメリカの
 イメージを覆されたのが1997年に初めて行ったニューヨークでした。この旅は盛り沢山で、友達とレンタカーを
 借りてロングアイランドのハンプトンまで行ったりしました。1999年には、一人で買付けに。アンティーク
 モールのカード屋のおじいさんに”ここで働かないか?”と言われて嬉しかったのを覚えています。
 よっぽど、アンティーク好きに見えたのでしょう。

 ニューヨーク(マンハッタン)のすごいところは、どんな人でも楽しめる、ということでしょうか。
 それだけ、多くの選択があるということです。
 よく都会の人は冷たいというけれど、私が会った人々は皆フレンドリーで親切な人ばかりでした。
 それまでヨーロッパで現地在住の日本人と目が合うと、すっと目をそらされることが普通でしたが、
 (日本国内もですケド)マンハッタンでは、目が合った何人かの日本の人にニコッと微笑まれました。
 些細なことでも、一人旅では嬉しいものです。そして、何やらマンハッタンに住んでいる人達の心の余裕
 みたいなものを感じさせられたのでした。

 さてさて、パッケージの話からはそれてしまいましたが、ニューヨークのお話はまだまだ尽きることが
 ありません。またの機会にお話できたら、と思っています。
 
 Balducci'sのオリジナルのパッケージものは、今でもとっても素敵!
 インターネットでもチェックできますよ〜。
 http://www.balduccis.com/index.html
 



   



さくらんぼキャンディーの缶



 チェリーの絵のついたこの缶は、さくらんぼ味ののど飴が入っていた缶!
 ドイツ製です。ベルリンのドラックストアで買いました。
 前にもお話したかもしれませんが、フルーツとかベリーのイラストっていうのにめっぽう弱いんです。
 (お友達にも数人いますよ、そういう人が!)しかもこの缶は色合わせが、なんとも私好み!
 白、赤、ピンク、水色って組み合わせがたまらないんですよね・・・以前のエビアンのパッケージとか。

 一番最初に買った時のは、真ん中に写っているもの。実はパッケージもさることながら、この味にすっかり
 はまってしまったんです。すっごい不思議な味でー、”おいしい”という言葉が当てはまるかわかりません
 が・・・。(チェリーの味って他のお菓子とかでも微妙な感じがすると思うんですけど)特に
 このキャンディーは氷砂糖のような舌の感触も不思議体験でした。のど飴と謳いながら、メントールとかの
 すーっとした味もないし、酸っぱくも、対して甘くもなかったんです。昔・・・(年がバレますね)、
 ”宝石箱”という名前のアイスが日本にあったんですけど、宝石に見立てた小さなキャンディのようなものが
 バニラアイスに入っていて、それに似てる!って思いました。”宝石箱”も最初食べた時はおいしいと
 思わなかったんですが、なぜかはまる味でした。

 2回目にドイツに行った時に買ったのが、写真右。水色が入っていて、レイアウトもちょっと違います。
 あれ?っと、思ったものの、とりあえず2つ買ってきました。が!、中を開けてみると、違う形の
 キャンディが。
 前までは、円筒形のシンプルなものだったのが、丸くて”P”の文字が入ったものに変わっています。
 色味もちょっと半透明。・・・食べてみると、普通のチェリーキャンディの味。あー、がっかり・・・。
 あの変な味が良かったのに〜、と思う人は、絶対ドイツ人でもいると思うんだけどなぁ。

 ちなみに、小さな缶はエンジェルベリーの宗形さんが、ドイツに行った時におみやげで買ってきてくれたもの。
 やっぱり、同じものを見るんですね〜〜〜。小さな缶はいつも携帯用に持ち歩いています。

 今回は少し、言語の話をしたいと思うのですが、海外に出るとつくづく言葉って大切だな〜と思います。
 最初にドイツに行くことになった時、観光で行ったことのある妹に”ドイツって、英語が通じるんでしょ?”と
 聞いたら”通じるよ〜”と言われたので、特にドイツ語の勉強もせず会話集も何も持って行きませんでした。
 ところが!いざ現地に着いてみると・・・通じない・・・。特に、私が行くような蚤の市なんかは、英語が
 分からない人がほとんどで、苦労しました(汗)。ただベルリンの人ってものすごく親切なんです。それに
 かなり救われましたけどね。とにかく、グッテンタークとダンケシェンしかわからないのですから、とっても
 情けなく、もどかしかった!!
 2回目に行った時は、簡単な単語と数字は一生懸命覚えていきましたよ〜。
 しかし本当に、年を取るにつれて記憶力っていうのは、著しく低下していくものだなーと実感させられました
 ケドー!(涙)













Yabon ライスプディング 




 なつかしシリーズ第二弾です(^^; 1988年、初めて行った海外旅行で!買ったもの。
 たぶんその旅でのお土産はいろいろと買ってきたものがあったと思うのですが、現在はいろいろな所に
 しまわれていたりして出すのは困難・・・。この缶は、キッチンでピンチを入れて毎日使っているので
 一番身近にあったものと言えるかもしれません。(17年間も!)

 Gateau de Riz とは、ライスプディングのこと。
 日本ではあまりポピュラーではありませんが、フランスではどこのスーパーに行っても売っているような
 気がします。
 まぁ、要はカスタードプリンの中にお米が入っていると思って下さい・・・想像がつかない? 
 日本にだって、”おはぎ”という甘いお米のお菓子があるでしょ?
(ライスプディングの仲間で、パンプディングというのもあります。こっちの方がポピュラーかな?)

 このサイズの缶入りは最近では見ることがなくなってしまいました。プラスチックの容器に入っている
 ものに切り替えです。(もっともっと大きなサイズのものは今だに売っていると思いますが。)
 私はこのお菓子が大好き!
 ただ、困ったことに、このサイズのものはほとんどが4個か6個入り。大きいのは1個で3〜4人分くらい
 ありそうです。長い滞在の際は4個入りを買って毎日一つずつ食べたりもするのですが、最近は短い滞在が
 多いのでなかなか買うことができません。
 そんな時は、パティスリーで”フラン”を買います。このフランというお菓子もベースはカスタード。
 プリンの生地にもっと粉を入れて、固くした感じ? 下にタルト生地が薄く敷いてあり、大体のお店は四角く
 (長方形)切り分けてあります。お店によってはバニラビーンズがたくさん入っていたりします。
 本当にどこのパティスリーでもこのお菓子は売っているのでフランスではかなり人気商品なのでは?

 さて、このYabonというメーカーは、結構前からこのGateau de Rizを作っているようです。なぜかと言うと、
 今大人気のフレンチ・キーリングになったものが、時々見つかるから!60年代にあったことは間違いない
 でしょう。Yabonは、よくアンティークのアドもの(レプリカも含む)などで見かけるBananiaと関係が
 あるようです。
 (黒人の人が何かを飲んでいる黄色いパッケージ。現代は白人の男の子に代わっています。想像するに、
 バナナ味のココア?・・・これは試してみたことがありませんので真相は分かりませんが。)

 余談ですが、イギリスのレストランでデザートにライスプディングを頼んだことが一度だけありました。
 しかし、出てきたものは全くの別モノ! カスタード味のポリッジ(おかゆ)でした!しかも温かい〜。
 フランスの
ライスプディングが好きな方は、イギリスではこれを頼まないように!!










アンジェリーナのジャスミンティー



 これを買ったのは、1990年のパリ。サンルイ島にあった、お土産ものも売っていた小さな食料品店で。

 実は、これがあの有名なアンジェリーナのものだったと気づいたのは数年経ってからのこと!(当時は
 まだアンジェリーナは日本には上陸していなかったと思います。結局、あのモンブランを最初に
 食べたのも、デイリーアンティークスがプランタン銀座に出店し始めた後でしたー。)
 しかも、その種類がジャスミンティー!?今でこそ、結構ジャスミンティーは好きなのですが、1990年
 当時はほとんど飲んだこともなかったのではないかと思います。だから、この当時から思いっきり
 パッケージ買いをしていたのでしょうね〜。

 実はこのパッケージは、なんと紙! でも、周りはコーティングしてあって、わりとしっかりできています。
 ゴールドのフタなども良くできているでしょう?金とこげ茶は永遠の組み合わせですよね〜。この色合わせ
 だけで、何だかヨーロッパを感じてしまいます。真ん中に描いてある建物のイラストは、リボリ通りにある
 お店の入口なのかな?

 ノートルダム寺院があるシテ島とつながってあるのが、ちょっとこじんまりしているサンルイ島。
 観光ツアーなどでは訪れることはないかもしれませんが、ロキシタンやアイスクリームで有名な
 ベルティヨン、私も大好きなレピスリー(紅茶やジャム、缶詰などが売っている)などちょこ
 ちょこお店もあり、クレープ屋さんやレストランなども何件かありますので、行かれたことが
 ある方も多いのでは?
 たしか、女優の岸恵子さんが昔住んでたとか・・・。奥の奥の方に進んでいくと、17世紀くらいに
 建てられたすごいお屋敷(中は見えませんが)が何件かあって、ちょっと身が引き締まる雰囲気。
(もちろん素敵なんですけど、荘厳さと退廃的な感じがミックスしていてちょっとゾクッと来るのです。
 歴史が古いので、いろいろなことがあったんだろうなーと想像されますし。)

 これを買ったお店の並びに、とっても素敵なサロン・ド・テがあったのを今でもうる覚えながら覚えています。
 数年経って行った時にはもう違う雰囲気になっていて、それから何回か雰囲気は変わったものの、(たぶん
 オーナーも何人か変わったのでしょう)しばらくはサロン・ド・テだったのですが・・・今はどうなっているの
 でしょうか?!私の記憶の中のお店は、アンティーク風でエレガントでかわいらしくて・・・。今現在、
 あの頃のあのお店に行きた〜い!!と思ってしまいます。

 余談ですが、私のお友達がパリの6区で、フレンチカントリー風のとってもかわいいサロン・ド・テを
 やっています。
 老舗デパート・オーボンマルシェの近くでマミ・ガトーという名前です。パリに行かれることがあれば、
 ぜひ立ち寄ってみて下さい。
(マミ・ガトーの本を見る→フランスママンの焼き菓子レシピ







パプリカペーストのチューブ



 ハンガリー料理にかかせないパプリカ。 パプリカの種類だけで100くらいあるそうです。
 グヤーッシュ(東欧ではポピュラーな煮込み料理。国によって、ちょっとずつ発音が違います)
 など代表的な料理にも使われています。
 今回は、このパプリカのペーストと、ハンガリーのお話。

 どこの国に行ってもスーパーマーケットを見るのが最大の楽しみの私ですが、期待していた
 ハンガリーのスーパーは小さい店舗しか見つけられなかったせいもあり、何も買うものがないと
 いう状況!イギリスやフランスから輸入された商品はあったのですが、ここに来てわざわざ買う
 必要はないかな、という感じで---。
 ヨーロッパのスーパーのほとんどは、何か買わないと出られない仕組みになっているので
 ちょっとあせっていた時、見つけたのがコレ。 以前ヨーロッパに住む友人の家でこのパプリカ
 ペーストを使ったお料理を食べておいしかったので、ハンガリーに行ったら買おうと思っていた
 ものでした。初めは味重視で買ったのですが、よく見たら何だかかわいいパッケージ。西欧の
 デザインとも違い、ハンガリーっぽさもあります。

 このパプリカペーストには、もうしっかり塩味もついていて、ただお料理に入れるだけでいいのです。
 私はよく炒めものに使っていましたが、目玉焼きにつけたり、パスタに混ぜたり、バゲットサンドの
 ベースに塗ったり。茹でた野菜やお魚などにつけたりしてもおいしかったです。時には、マヨネーズに
 混ぜてサラダに使ったりもしていました。パプリカは唐辛子の一種ですが、これは全然辛くないのです。
 チューブで結構な量が入っていたと思うけれど、すっかり使い切ってしまいました。
 (写真はある程度使ってから撮ったのものです・・・初めに撮っておけば良かった。
  ・・・でも前まで、チューブのパッケージは封を切らずに取っておく方法しかないと思っていたので、
 画像で撮っておけるのは嬉しい。) 

 ハンガリーで食べたお料理はどれもみなおいしかった!(・・・ただ、鯉のフライだけは泥臭くて、
 食べ物に関してかなりチャレンジャーな私でも駄目でしたが・・・。)
 心残りは名産のフォアグラを食べれなかったこと。

 ハンガリーのブタペストに行ったのは昨年の5月。
 ドイツのベルリンへ買付けに行ったのを機に、東欧への興味がふつふつと沸いてきた時期でした。

 ブタペストは想像していたよりずっとずっと美しく、魅了された街です。
 特に建築物は素晴らしく、戦争で被害を受けなかったので19世紀後半から20世紀初めに作られた
 建物がたくさん残っていて、街のあちこちでアールヌーボーやデコを見ることができます。
 道幅が広く、街の作りもフラットでひらけているので開放感があり、緑も多いのでリラックスした気分に
 なれます。
 また郊外は郊外で、どこかしらアメリカの田舎に似ているところが不思議な感じでした。ハイウエーの
 表示などがそっくりなのです。そうかと思えば、素朴な建物がロシアっぽかったりして、いろいろな国が
 ミックスしている雰囲気。
 資本主義のものがどんどん入ってきて、変わっていく途中にあるのでしょうね。。。ちょっと寂しい気も
 しますが・・・。また近年、ぜひ訪れたい場所です。 また、このペーストを買うためにも、ね。 












カファレルのチョコレート缶




 バレンタインシーズンですね〜。街では、普段見られないメーカーのものなども含め、たくさんの
 チョコレート屋さんが出ていて、まるでチョコレートのお祭りのようです。 パッケージ好きの人間
 としては、ちょっと危険な時期! かわいいパッケージを見つけると足を止めてしまいます。 
 いいなー!と思うとお値段もなかなか良かったりして。。。

 このパッケージも、数年前のバレンタインの時期に買いました。1826年創業、イタリア・トリノの
 CAFFAREL(カファレル)のもの。きのこ形のポットに入っていたり、てんとう虫など、かわいい
 イメージのパッケージが多いメーカーですが、たしか購入したのは1996年くらいで、その当時は
 クラシックなパッケージがいくつか出ていたと思います。もしかしたら、創立170周年記念とか
 だったのかもしれません。今このパッケージを見かけることはありません。

 この缶に入っていたチョコレート自体はすっかり記憶にないのですが(スミマセン!)、子供の柄ながら
 色使いが大人っぽいパッケージで大好きな缶です。
 大きい方にはアンティークレース、小さい方には切手を入れて使っています。

 このメーカーで有名なのはジャンドゥーヤというヘ−ゼルナッツが入った柔らかいタイプのチョコレートで、
 発売された当時はとても斬新だったのですって。こちらのパッケージはいかにも、イタリアという黄色で
 陽気な感じです。(私の持っているものは一昔前のかもしれません。。。現在は絵が描いていないブルーの
 箱や、同じ男の子?の絵柄でベージュの色のがあります)


 ところで、バレンタインは別としても、最近、日本でもショコラティエ(チョコレート職人)のお店、
 いわゆるチョコレート専門店が多くなったと思いませんか? ヨーロッパなどでは本当によく見かける
 チョコレートの専門店、日本での展開は難しいだろうな〜と思っていただけに意外な感じです。 
 フランスやベルギーなどヨーロッパのチョコレートは、甘さだけでなく薫り、苦さ、奥深さがあって、
 とっても大人っぽい食べ物。 濃く出したコーヒーや、時にはお酒とぴったり合って、渋〜い年配の男性が
 チョコレートをかじっていても違和感がありません。 

 日本のこれまでのチョコレートというと、甘くてちょっと子供っぽい雰囲気ですものね、(もちろんこれを
 好む方もいらっしゃると思いますが・・・!)イギリスのチョコレートは、どちらかというと、この甘い
 タイプのチョコレートに近いのですが、イギリス人は大のチョコレート好き! スーパーには信じられない
 くらい大きなチョコレートが売っていたり、地下鉄の駅には必ずチョコレートの自動販売機があります。
 (飲み物のは無い場合でも!!)


 チョコレート一つとっても、いろいろとお国柄が見えてきますね。
 ちなみに、欧米ではバレンタインの日に女性がチョコレートをあげて告白するという風習はありません。

 




 



Mackwoods ストロベリーティー



 


 
 妹が以前、スリランカ旅行に行ってきた時のお土産の、ストロベリーティー。

 我が家は紅茶党で、ごはんの時も日本茶より紅茶というパターンが多いので、結構消費量も多いのですが
 そのほとんどは外国に行った時に調達してきます。妹がスリランカに行ったのは、もう随分前なのですが
 本当に山盛りいろいろな種類の紅茶をお土産に買ってきてくれたので、最近になってやっとこのストロ
 ベリーティーを開けたのでした。

 (おりしも、ちょうどあの津波災害の頃でした・・・妹はとてもスリランカを気に入ったようですし、
 私もいつか行ってみたいなと思っていたので、とても悲しいです・・・。)


 外箱のパッケージを初めて見た時には、(下の写真参照)他の物も含めて特に”普通”という
 感じで何とも思わなかったのです。 しかし中を開けてビックリ。。。何てかわいらしいデザイン!! 
 もともと、フルーツ柄とピンク色には弱い私ですが、これの場合は書体でしょうねー。 このMackwoodsと
 いうメーカーはスリランカでも老舗の農園らしく、1841年の創業となっています。このロゴもその当時
 のものでは?という感じでクラシック! 写真のような絵のいちごは印刷がなんとなく、ずれていて
 キッチュです。。。まるで、お祭りの屋台に売っている、いちご飴みたい。高価でない再生紙のような紙質が
 また何だか素朴なのです。

 20ティーバック入っていたので、ほんの少しベリー好きのお友達にあげて、自分の保存用に2つ取っておいて
 あります。 でも残り分の、中を使った後のこの袋を捨てる時には手がぷるぷるしてしまいました。
 きっと他の人には理解できないんでしょうけどね〜。 私って本当にパッケージ好きなんだなぁ・・・を
 実感させられた一瞬でした(笑)

 











 


Whittard of CHELSEA
 レモンビスケット


 Whittard(ウイッタ−ド)は1886年創業のイギリスの紅茶屋さん。Chelsea(チェルシー・・ロンドン
 市内の南西部。おしゃれなお店も多く私も大好きな場所。)でなくても今はロンドンに何件かあるし、
 田舎に行っても大きい都市ならお店があります。
 ここの紅茶は種類が多く、特にフレーバー・ティの種類が豊富。中には変わったフレーバーのものも。
 紅茶の本場イギリスでは何となくフレーバー・ティは"邪道"って雰囲気があるから、そういう意味では
 貴重なお店と言えるかもしれません。(Whittardはどこのお店に行っても店員さんが親切な
 印象です。もし行かれることがあったら商品に関していろいろ質問してみてはどうでしょうか?)

 考えてみればイギリスのスーパーなどには、フレーバー・ティはほとんど売っていないのですね〜。
 紅茶コーナーはかなり広いのに。
 反対にフランスのスーパーに行くといろいろな種類がある。ただフランスの紅茶の飲み方っていうのは
 イギリスとは正反対で、老舗のカフェで頼んでも”ティーパック”で出てくる。そして濃く出さない。
(ミルクティーが好きな私としてはやはりイギリスの飲み方のほうが断然好き。まぁ、フランスに行ったら
 紅茶じゃなくてコーヒーにしなさい、ということなのかもね。)
 そんな訳で家におみやげで買ってくる紅茶は、普通のものならイギリス、フレーバーティならフランスという
 感じになっています。

 しかし一時期、Whittardのバニラティーにはまったことがあって(最初はそれもパッケージ買いだったよう
 な・・)いつもそれを買いに行っていました。ちょうどその頃パッケージに惹かれて買ったのがこのレモン
 ビスケット。(前置き、長!)
 どなたかイラストレーターさんのイラストなのかしら?・・・クラシックな壁紙風。鳥のモチーフも
 かわいい。この薄いピンク色も好き。中のビスケットも手作り風でおいしかった。
 残念ながら、今はこのパッケージのは売っていません。もっとシンプルなデザインになってしまいました。
 そして、ちょうど同じ時期でしょうか、私が好きだったバニラティーのパッケージも(そして中身も!)
 変わってしまったのです(T T)

 ここ数年で、イギリスは根こそぎ「シンプルモダン」になってしまい...5.6年前のものでさえなつかしく
 感じるくらいです。
 そういえば、チェルシーにも庶民的なアフタヌーンティーができる場所があったのですが
(ブルーウイローの食器でいただくクリームティー...ミルクティとクロテッドクリーム付のスコーンの
 セット! 正に正統派のイギリスのスィーツのメニューで、お店の雰囲気も良かったのですが)
 ここも数年前になくなってしまいましたっけ。チェルシーだけでなくロンドン全体でも、高級な
 ティールーム、ホテル、もしくは観光地化された所を除いてイギリス式のアフタヌーンティができる
 ところがなくなってしまいました。本当に残念なことです。
(その代わりにスタバなどのカフェはいっぱいできたのだけど)
 田舎に行けば、まだティールームはあるけれど、やっている人はみなご年配。リタイアされてお店が
 なくなってしまうのは時間の問題かもしれません。
 いつかまたイギリスでティールーム・ブームが起きることを切に願う私です!

                             


パッケージコレクション vol. 1 〜 10 を見る↑


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