ホームへ

 tw-1363


 TW-1363 手描きケーキ皿 \10500 
  A 1890〜1900年頃 
イギリス? 直径17cm

 後ろに刻印等は入っていませんので、メーカーなどは不明ですが 
 雑器ではなく、お金持ちのお家で使われていた(・・・と言うか、ほとんど 
 未使用ですが)お皿ではないでしょうか。
 焼きの感じからして、ボーンチャイナだと思います。

 ※先日の催事でお会いした方で、ボーンチャイナを中国製品と思われて
 いた方がいらっしゃったので、念の為のご説明ですが、チャイナ(China)
 は英語で陶磁器のこと。磁器は中国からヨーロッパに伝わったのでその
 総称となったのです。ボーン(Bone)は骨のことで、ボーンチャイナとは、
 原料に牛などの骨を灰にしたものが混ぜられている素材のことを指します。
 一般の磁器に比べて耐久性に優れ、また透明感がありつつ温かみのある
 白の磁肌が生まれることから高級食器によく使われています※

 カラフルで優美な3箇所のお花の絵は、それぞれ違う種類になっていて、
 ちょっと得した気分です。こちらの部分はベースに転写が使われています
 が 花部分の上は手描きの筆が所々添えられています。これだけでも、
 花が生き生きとして見えます。
 感心するのは、周りの金彩部分の細かさ。鱗状の模様がフリーハンドで
 描かれているのです。このデザインには、時代的にほんの少しジャポニ
 ズムが入っています。

 ボタニカルアートやお皿の絵付けなどを習われている方には、良いお手本
 になりそうなアイテムです。状態も良いのでプレゼントにもおススメです。












テーブルウエアへ