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 an-680


  AN-680 フレンチアイボリー・ヘアレシーバー ¥10500 
  A(小汚れ) 1910〜20年代 アメリカ
 直径約11cm

 欧米ではフレンチアイボリーと呼ばれている人工樹脂でできた
 容器です。日本では、同じくらいの年代に作られたセルロイドと
 言われることも多いようですが、セルとはほんのちょっと違った
 質感です。この時代、ユーレアフォーマルデハイドやアイボロイド
 など新しい素材が象牙の代用として作られました。

 以前一度ご紹介したことがありますが、ヘアレシーバーとは
 卓上の小さなゴミ箱のことで、100年ほど前はキッチン以外に
 今のようなゴミ箱というのはなく、糸くずや髪の毛など細かいゴミ
 をこの容器に捨てていました。ドレッサー周りに置いていたもので、
 おそろいのブラシやパフケースなども見かけることもあります。

 それだけゴミが出なかったということも驚きですが、こう言ったもの
 でも、とてもエレガントな佇まいであることに感激です〜。

 こちらは、とてもシンプルなデザインですが、フォルムがとっても
 きれいです。状態も大変良好。
 













 an-681


  AN-681 フレンチアイボリー・ヘアレシーバー ¥11550
  A(小汚れ) 1910〜20年代 アメリカ 直径約12.5cm


 こちらは上のものより下がぽってりとした形で、イニシャルが
 彫られています。持ち主が特別に入れたものと思います。

 決して丈夫な素材でないのに、きれいな状態で残っているのは
 ちょっとアッパークラスのお金持ちのおうちで丁寧に使われて
 いたからではないでしょうか。。。

 中もきれいな状態なので、ゴミ箱というのにとらわれず、アイデア
 で使っていただきたいです。小物入れや、上が開いているのを
 生かして、中にヒモや毛糸などを入れてみてはいかがでしょうか?


















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